Sheetboxing:ボクシングのための書き言葉
Sheetboxingは、楽譜と音楽理論を転用したボクシングのための書き言葉で、「拳譜(けんぷ)」と呼ばれる記譜法を基盤としたプロトコルである。パンチ、防御、ステップ、距離、そして対戦者同士の戦術的な関係を、拳譜として配置された記号へと変換することで、ボクシングを身体的な動作から切り離して読むことを可能にする。 言語化されない身体知は、直接そのものとして保存されず、情報化されることもないため、蓄積されないまま取り残されていく。Sheetboxingは、ボクシングを言語化・情報化する前段階の準備行為として、まず記述可能にすることで、戦術的側面と身体的な学習のための記号的インフラをつくり出す。



